はじめまして。
関西を拠点に活動する中小企業診断士の岸と申します。
このたび「LING SMEC Partners」という屋号で独立し、診断士としての第一歩を踏み出しました。
現在の僕は、家業の後継者として日々の業務に取り組みながら、中小企業診断士としての活動を少しずつ始めています。
この記事では、なぜ僕が中小企業診断士として活動しようと決めたのか、
その背景にある想いや、これからのビジョンをお伝えできればと思います。
事業承継、まじムズイ
僕は2022年の夏に大阪から地元・香川へUターンしました。
親族内承継に挑戦しようとしたからです。
創業者の祖父が亡くなったのと、自分の娘が産まれたタイミングが重なったのもありました。
挑戦するなら今やな、と思ったのです。
そこで家業に入り、事業承継に挑戦していくことになるのですが、これが想像していたよりも大変でした。
業務自体はそこまで難しくはありません。
零細企業でしたし、もともと自分は仕事ができるという自負もありました。
複雑な内容もありません。経理総務などのバックオフィス業務も営業もすぐにできるようになりました。
事業承継の難しいところはそこではありません。
人間関係です。
僕が後継者として家業に入ってから、もともといた従業員は全員辞めました。
社長とも関係が悪い期間が長く続きました。
後継者として、会社に味方が誰もいない時期が長くありました。
それだけではなく、妻にも応援されない自分になっていました。
後継者には味方が必要
まあ辛かったです。
今ではだいぶ関係性も改善して楽になってきましたが、当時はストレスで原因不明の血尿が出てました。
28歳の時です。
後継者はその立場の特殊性から、味方がいなくなる時があります。
この話は僕だけの話ではなくて、僕以外の後継者でもよくあることです。
僕は後継者の辛さがわかります。
でもこの辛さは味方が一人でもいれば和らげることが出来ます。
後継者と社長、後継者と従業員との間でクッションになれる人がいれば関係性が悪くなることもないかもしれません。
好き好んで誰かを嫌いたい人はいないと思います。嫌われたい人もいないと思います。
みんなそれぞれ幸せになりたいだけなんです。
僕はそのお手伝いが少しでも出来たらいいなと思って事業承継支援を始めました。
関わる人すべてが幸せになる事業承継を
事業承継にはいろんな人が関係してきます。
現在の経営者である社長や、事業承継に挑戦している後継者はもちろん、取引先や顧客、従業員やその家族も関わってきます。
事業承継は企業が大きく変わるタイミングです。
難しいかもしれませんが、それでも関わる人すべてが幸せになる事業承継に挑戦していきます。
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