円滑な事業承継のために事業承継計画を策定しよう

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事業承継計画ってなに?

事業承継計画というものをご存じでしょうか?

その名の通り、どのように事業承継を完了していくのかが書かれた計画ですが、中小零細企業ではこの事業承継計画を策定せずに事業承継に取り組んでいる企業が殆どです。

それはなぜかというと、事業承継計画を策定しなくても事業承継はできるからです。笑

じゃあ必要ないじゃんと思われる方も多いかもしれません。
ただ一つ言えるのは、計画を策定したほうが事業承継で揉めることは確実に少なくなります。

もし揉めた時、大変な思いをするのは社長であり、後継者であり、従業員であり、その家族です。
大切な人や物を守るために、ぜひ事業承継計画を策定することを検討してください。

事業承継計画の中身

そもそも事業承継計画を策定するには何を考える必要があるのでしょうか?
下記URLから中小企業基盤整備機構が作成している事業承継計画書のフォーマットが見られるのでご参照ください。
https://www.smrj.go.jp/sme/succession/succession/supporter/

自社の理念・沿革や強み・弱みの整理、株式の保有割合から今後どのように株式を移譲していくのか等、少し煩雑で面倒くさいのが見て取れると思います。

ただ、正直に申し上げるとこれでもまだまだ不十分です。
社内のキーマンとなる従業員との関係や取引先との関係、後継者の配偶者の理解なども考慮に入れなければ十分な事業承継計画書とは言えませんし、事業承継の成功は承継した後も企業が維持・発展していくことであるので事業承継計画書と同時に経営計画書も作る必要があると私は考えています。

事業承継計画を策定するメリットは?

事業承継計画を策定するのはなんとなく面倒くさいな、というのは感じていただけたと思います。
ですがその面倒臭さを上回るメリットが事業承継計画にはあります。

それは『関係者と意思の統一が出来る』という点です。

意思の統一ぐらい計画を作らなくても出来ると思った人が殆どだと思います。
昔の私もそう思いました。

ですが意思の統一は本当に難しいです。
私はそれが出来ていなくて社長とも妻とも何度も何度も喧嘩をする羽目になりました。

意思の統一ができていなければ事業承継を進めていく中で、経営を行っていく中で、いろんな方面から反発が産まれます。
社長からも、従業員からも、銀行からも、配偶者からも反発されてしまいます。

今何を目的にして何を頑張っているのかの共有ができていないからです。
周りからみるとあなたが何をしているのかが全くわからないわけです。
会社を良くしようとあなたが頑張っていても、周りがそれを理解していなければ協力は望めません。

事業承継計画の策定は1人では絶対にできません。
周りがどう考えているのか、どんな価値観なのかを聞きながら計画策定をしていく必要があります。
計画を策定していく中で、自然と周りの関係者が何を考えているのか、懸念点はあるのか、どんな価値観でいるのかがわかってきます。
そして事業承継計画が完成して、関係者間で共有することができると、あなたが今、何を目的に何をしているのか周りが理解してくれるようになります。
手伝ってくれることもあります。
後からそれは違うなどと周りから理解を得られないなどの問題が出てくる可能性も限りなく低く抑えることが出来るようになります。

事業承継計画は確かに絶対に必要というものではありません。
ですが、事業承継を円滑に行うためには絶対に策定しておいた方が良いものです。

最後に

事業承継、特に親族内事業承継では当事者たちの関係性が悪くなることが多々あります。
当事者間の価値観や優先順位が必ずしも一致しているわけではないからです。
というよりも、ほとんどの場合一致しません。
全員が違う人間だからです。

しかし一緒に事業承継計画を策定することで意思の統一は図ることが出来ます。
事業承継は関係者が多いうえに当人たちの感情が強く入ってくる分野なので、一番最初に意思を統一しておくことはかなり重要なことです。
あとから大切な人との関係性が悪化しないように、一番最初に事業承継の計画書を策定することを強く勧めます。

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